パリピなロック+ファンク!?話題のバンドBRADIOが熱い

Feb 28th, 2018  - by MusicNation公式アカウント

皆さん「BRADIO(ブラディオ)」というバンドをご存知でしょうか? 

2015年にテレビCMやアニメの主題歌に起用され一躍話題となったこのバンドですが、他のバンドにはないテイストやファンキーさを持っていると言われています。この記事ではそんなBRADIOの曲の紹介をすると共に彼らの黒人音楽のルーツを探った結果判明したファンキーさを紐解きたいと思います!


BRADIOとは?

BRADIOは「日常に彩りを加えるエンターテインメント」をコンセプトに結成された4人組ロックバンドです。音楽的にはロックだけではなく、ファンクやソウルを混ぜ込んだオリジナリティ溢れる楽曲となっていて、まさに日常を彩るようなテンションの楽曲が多いのが特徴です。


(BRADIOの人気曲 Golden Liar)


~Break the Rule And Do Image On~

(日常の世界(Rule)に、素敵な時間・空間のイメージを加え(Do Image On)、良き変化(Break)を)


上記の理念を元に活動する彼らはファンク/ソウルといった昔のテイストと邦楽ロックのキャッチーなメロディセンスを上手く掛けあわせた「新旧ハイブリッドなパリピ」とも言えます。ここを掛け合わせ、BRADIOサウンドとして新しい音に落とし込んでいるというまさに「RULEをBREAK」している存在であります。


そんな「RULEをBREAK」している彼らがインディーズの枠を飛び出し一躍アニメファンなどからも注目を浴びるようになった曲がこちらです。


(BRADIO - Flyers)


この曲は2015年に放送されたアニメ「デスパレード」のOP曲に起用されており、ファンはもちろん海外リスナーからも人気な曲となっております。動画のコメント欄を見ると海外からのコメントが多いのがわかります。


では何故彼らBRADIOがロックだけではなく、他の邦楽バンドとは違うファンクやソウルを含んだ楽曲を「ファンキーパリピ」風に奏でることができるのでしょうか? そこにはとある理由がありました。


メンバーのブラックミュージックへの愛

真行寺貴秋さん(Vo)、大山聡一さん(G)、酒井亮輔さん(B)、田邊有希さん(Dr)、

彼らが奏でるBRADIOサウンドを聞くと昔のファンクやソウルといった黒人音楽に対する愛が深くあるということがわかります。

例えば先程のアニメ「デスパレード」OP曲でもあった「Flyers」のサビは「Earth, Wind, & Fire」に代表される70年代後半〜80年代前半のディスコファンクバンドから強く影響を受けていることがわかります。 MVのエフェクトも相まってディスコの雰囲気と共に日本特有の「パリピ」感を味わうことができ、体を動かさざるを得ない1曲となっています。ビデオエフェクトも少しEarth, Wind, & FireのSeptember風になっていますね。



(Earth, Wind & Fire - September)


さらにボーカルの真行寺貴秋さん(アフロの方)のSNSやブログを見るとそのような音楽とカルチャーに対する愛が伝わってきます。

https://twitter.com/BRADIO_Gyorge/status/752496875849158656

https://twitter.com/BRADIO_Gyorge/status/751782683835904000

ファンクの帝王「ジェームズ・ブラウン」についてのツイートも度々あり、真行寺さんのマイクスタンドを使用したパフォーマンスはジェームズ・ブラウンから影響を受けていることが伝わってきます。

https://twitter.com/BRADIO_Gyorge/status/732563164491964416

時にはキング牧師を題材にした映画を見ることによりブラックパワーを注入している彼は「見た目だけのアフロ」ではなく、中身も「アフロの精神」をもっているようです。


さらに彼のブログを見ると所有しているCDのコレクションを少し見ることができ、「CDの帯」について語るという彼の音楽への愛が伝わってきます。(持っているCDもPurify Brothers、Temptations、Black Heat等という、中々のソウル/ファンク魂を感じます)

http://lineblog.me/bradio/archives/1050966499.html


このように長年ファンク/ソウル等のブラックミュージックを聞いてきたメンバーの耳と感覚が「ファンキーパリピ」としてのスキルを高めていることがわかります。アニソンやCMソングにもなっているキャッチーなBRADIOを聞いてファンク等の黒人音楽に興味を持ちはじめるリスナーも多くいると考えると、彼らの黒人音楽への貢献は大きく、今後もさらに大きくなると予想できます。



ライブで最後の曲として演奏することが多い「Overnight Superstar」もキレの良いギターカッティングとストリングスのパートが70年代後半〜80年代前半のディスコファンクを髣髴とさせる作品となっております。ギターの大山聡一さんもEarth, Wind & Fireのアル・マッケイに影響を受けているそうで、アル・マッケイにインタビュー等もしておりました。そのような黒人音楽のテイストに拘った演奏の上で邦楽特有のキャッチーなメロディをのせることによりBRADIOとしてのオリジナリティが出ているのでしょう。


70年代後半のディスコファンク






「ファンキーパリピ」日本代表

邦楽のメロディセンスという軸の上で「ハイテンションなロック」と「ファンキーな黒人音楽」という二面性を持つことにより、邦楽シーンの中でも特別の存在になっているとわかります。日本人リスナーが好むロックっぽさとのバランスが絶妙なのでしょう。それに演奏スキルとパフォーマンスが伴っているので、今後も日本人リスナーの音楽文化への入り口として大きな役割を担う可能性をヒシヒシと感じます。


個人的には「Flash Light Baby」という曲が好きです。



Aメロの歌の休符を作る時にたまに入る「オゥッ」という発音がまさにマイケル・ジャクソンのお家芸であり、ニューディスコを生音で演奏したようなフィーリングもあるので最高にノレる作品となっております。

近年SuchmosやSanabagunやLucky Tapesのように黒人音楽に影響された若手バンドが複数出てきている中、BRADIOが今後どのようなオリジナリティのあるファンク/ロックを奏でるのかが期待されます。彼らが持つ「邦ファンキーパリピ」の世界観を伝える日本代表として世界に羽ばたく日も遠くないかもしれません!


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